マインドフルネス

今、日本でも徐々に注目されている「マインドフルネス」。繰り返しトレーニングをすることで、自分で自分を整えることができるようになる "心のエクササイズ" です。

2007年からアメリカのgoogle社でも社員研修に導入され、集中力や創造性の向上に役立てられているというセルフケア法。当院では、治療の一環として導入しています。

マインドフルネスとは?

感情や思考のコントロールが上手く行かず、ついつい自分を責めてしまいがちな方を対象にした弁証法的行動療法(DBT)のひとつです。マインドフルネスは、今、ここでの感情、身体の感覚、思考などに気づき、"ありのままの自分"を受け入れることで、周りのことに必要以上に振り回されなくなる事をめざすワークです。

マインドフルネスの効果

これまでに多くの研究が行われ、
●抑うつ傾向の減少
●痛みの減少
●不安感の軽減

などが報告されています。

ワーク内容・プログラム

通院しながら外来で行うプログラム

外来マインドフルネスは現在、休止中です
外来マインドフルネス

活動時間第1・3・5週目の土曜日
9:00~12:00
実施期間1クール全12回 (約6ヶ月間)
定 員6名

ストレスケア病棟へ入院中に行うプログラム
入院マインドフルネス

週に1時間のセッションを12週間行います。

医師、看護師、作業療法士などのスタッフがチームとなりサポートします。

参加者の声

担当スタッフより

作業療法士より

学びはじめた頃は「結局マインドフルネスってなに?」というのが、正直な感想でした。
しかし何度も研修に参加し、体験を重ねるにつれてマインドフルネスの意味と奥深さがじわじわとわかってきたように思います。書籍は多くありますが、体験なしでは理解しにくい部分がありますので、まずは体験することから始めてみてもよいかもしれません。そして、あなたご自身の"気付き"を見つけてください。それは、小さな気付き、または人生における大きな気付きになるかもしれません!(^^)!

臨床心理士より

私自身、実際に体験する中で、見えていなかった自分の特徴に気付き、苦手な場面で必要以上に無理をせずに過ごすことの大切さを体感できたように思います。
また、活動を続けるだけでも不思議と充実感を感じることができ、自分が何を感じているのかということに「気づくこと」が、日常の焦りや不安にとらわれ過ぎないために大事なことだと思いました。
人はストレスを抱えると不安や焦りが大きくなり、時には"自分らしさ"を見失い、うまくできない自分を責めてしまいやすくなります。マインドフルネスはそんな方が再び"自分らしく"生きていくための「心のエクササイズ」でもあります。あなたも、普段の喧騒から少し離れ、私たちと共に疲れた心を丁寧に見つめていきませんか?

ストレスケア病棟 看護師より

マインドフルネス=マインドコントロールではありません。
今、この瞬間に注意を向け、集中することにより、ありのままの気づきを促すトレーニング法です。誰でもどこでもできるワークがたくさんあります。私たちは、それぞれにお気に入りのワークを日常生活に取り入れながら日々頑張っています。
ある書籍に「仕事の成功や趣味の充実から時間の活用法まで、マインドフルネスはあらゆる挑戦を助ける、ほかに類を見ないツール」と書かれていました。まさにその通りだと思います。
ストレス社会の今、学校や会社、ママ友達との人間関係に悩んだり、学業や仕事に疲れている方も多いと思います。
マインドフルネスで「心のエクササイズ」に取り組んで、自分らしさを取り戻しませんか?